小学校では今年度から完全移行した指導要領
平成29年告示
というやつですね。
新学習指導要領では方向性をに3つ定められました。
・生きて働く知識・技能の習得
・未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力等の育成
・学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性等の涵養
「生き抜く力を育む」ための「主体的・対話的で深い学び」
この主体的・対話的で深い学び
という部分が協調され
今まで行われてきたアクティブラーニングを更に深化させるために
教員たちはあの手この手で手立てを考えています。
さて、そんな中で受けた研修より引用していきたいと思います。
主体的で深い学びを行うためには、国語力が必要だという考えにたって
意義や注意点などをまとめたものになります。
教育活動において、正解は一つではなく
地域や学年の実態に応じて対応するための引き出しがたくさん必要です。
その引き出しの一つにでもなればよいなと感じ
まとめてみます。
このブログを書いているのは、元ピアニスト&元東京都の教員もしていたkatsukiです🎵私は3歳からピアノを習い、演奏活動やピアノ講師、東京都の正規採用で音楽専科を担当していたこともあります。
このブログではその経験から、音楽まつわるあれこれや、ちょっとわかりにくい楽典ちっくなことなど幅広く取り扱っていきたいと思っています🎵
2017年12/1 宇津木先生の講義より以下
小学校における話し合い活動と書く活動について
教員は授業中に明確な意図もなく
「グループで(隣の人と)話し合ってみましょう」
と促したりはしていないでしょうか?
どちらの活動も教育活動として非常に効果が期待できる活動ですが
授業時間が45分しかない中でいかに効率的・効果的に取り入れるということは
実は入念に計画を立て、教師側が消費時間と得られる効果について
しっかりと把握をしておくことが重要となります。
これらの活動によって得られる意義・成果・特徴、注意点・課題について以下を
ご覧ください。
前提として、習慣化された活動で得られるものと考える
単一回ではこれらは生まれにくい
話し合い活動について⇒「広める・深める・まとめる」
意義・成果・特徴
・児童が主体となった活動
・一人で発信することで自信をつけることができる
・全員の前で発言することが苦手な児童も少人数だと発信しやすい
・自分の考えを周りの人に知ってもらう
・自分の考えを、自分の言葉でわかりやすく相手に伝える方法を学ぶことができる
・自分以外の様々な考えを知り、他者を認めることができる
・よい考えに対してリスペクトする意識が育まれる
・自分とは異なった考えを知る面白さを感じ取れる
・自分と他者の違いについて比較して考えることができる
・他者の考えを自分の考えに加え、自分の考えを深めることができる
・教え合ったり協力したりして考えを集約しまとめる方法を学ぶことができる
・仲間意識が強化される
・総合的なコミュニケーション能力・表現力が育つ
実施にあたっての注意点・課題
・時間がかかる(時間の管理)
・話し合いでねらうものをはっきりとさせて取り組ませる
・話し合い活動へ参加できない(しない)児童への支援・対応
・発言者に偏りが出ないように工夫をする必要がある
・グループ内で、より強い考えに流されてしまうことがある場合の対応策
・ただのおしゃべりにならないように活動させる計画
・ねらいに沿った話し合いができるような配慮・工夫
・「わからなかった」「まとまらなかった」で終わらせないための工夫
・活動終了後の集中のさせ方(切り替え)
書く活動について⇒「考える・まとめる・支える・残せる」
意義・成果・特徴
・自分の言葉で表現する力が付く
・考えが整理され、論理的にまとめることができるようになる
・表現するための工夫の中で、自分の考えがまとまってくる
・わかりやすい表現で書けるよう工夫をするようになる
・読んでもらうための字を書く練習になる
・様々な詞の使い方を学ぶことができる
・語彙が増える
・電子媒体に記述するときに文字を打ち込みやすくなったり、誤字に気が付きやすくなる
・継続することで記録として残すことができる
・具体的な評価として活用できる
実施にあたっての注意点・課題
・時間がかかる
・一人で賭けない(書き出せない)児童への支援・配慮
・独りよがりの表現にならないような工夫
・書き上げるまでの時間に個人差がある
・作業を急がせると字が乱雑になりやすい
・全員で活動を終わらせるタイミングの計り方と方法
・単なる個人作業になてしまわないための工夫(あくまで授業として)
・書く形式(「はじめ・中・終わり」や「表形式」を設定すると書きやすい)
実践にあたって
私が教育活動にあたっていた時には、このような基礎基本的な活動や学習は
帯学習として取り入れてきた。
例えば、書く活動としては、授業の振り返りを毎回書く
この程度でよいので毎日続けていくと必ず効果は出てくる。
ただその時に漠然とするのではなく、段階を踏んで
多少簡単すぎないか?というところから慣れさせていく必要があると
私は考えている。
皆様の引き出しの一部になるような記事になっていればよいなと思います。
では☆
コメント
I always was concerned in this subject and stock still am, thank you for putting up. Kath Nathaniel Sayed