こんにちは★
このブログを書いているのは、元ピアニスト&元東京都の教員もしていたkatsukiです🎵私は3歳からピアノを習い、演奏活動やピアノ講師、東京都の正規採用で音楽専科を担当していたこともあります。
このブログではその経験から、音楽まつわるあれこれや、ちょっとわかりにくい楽典ちっくなことなど幅広く取り扱っていきたいと思っています🎵
今回は、
何故ピアノの先生は、毎回言うことが違うのか!?
という疑問について、お答えしようと思います!
対策も教えます!
これを見てくださっている方の中には
ピアノの先生へこう言ったことがある人がいるかもしれません。
または、言わなくていても心のなかで思ったとか。
これです。
「先生!!?この間は、ここはもっと、大きくって言いましたよ!なぜ今日は真逆のことを言うのですか!?」
私も実際に言われたときには、かなり腹がたった思い出があります(笑)
今回は以下の3つについてお話します。
②先生は、前回のレッスンの記憶がほぼない。
③解決策は?
毎回意見が変わる主な理由には
2パターンあると私は思っていて
先生の性格によって、
全く別パターンだった
と言うこともなくはないですが
標準的な能力を身につけさせようとして教えている先生は
ほぼこのとおりだと思います。
↓↓↓↓↓↓
やりすぎた。
( ´∀` )
これが、ほぼ当てはまるのだと思います。
「小さくといわれたから、小さくしたのに」
はい、たぶん小さくしすぎです。
だから
「もう少し大きく」
と言われたのだと思います。
大人になると、この辺の思考回路ができてきますが
子供のうちは、
「嘘つき先生!一貫性のない先生め!お母さん聞いてよ!」
となるのだと思います。
もう一つは、その人の演奏には、合わなかった。
これですかね。
自分と、音の雰囲気や、曲の作り方の趣向が違うときには、これは稀に起きます。
ですが、それは、少し高度なことなので、あまりないとは言えますので
そうでないと自分で思う人は、
やりすぎた
のだと思います(;’∀’)
具体的な例を出してみます。
左手の伴奏が大きく、右手のメロディを打ち消すほどだったとします。
なので先生は
「左手をもっと小さく弾いて。メロディが聞こえないわ」
と言いました。
まじめな人ほど、次のレッスンまでに一生懸命
左手を小さく弾いていきます。
その結果
曲を支えるはずの、バスパートとなる音が聞こえなくて
なんとも曲のしまりがなくなってしまった。
なんてことになり
今度は
「もう少し、左手を大きくしましょう」
という言葉として出てきてしまうのです。
教えるのがうまい先生だったり、
楽曲分析や、ピアノ曲の構成の中にも
各音がどの役割をしているかをしっかりと理解できている人だったら
「左手を大きくしましょう」
ではなく
「この音は、曲を支える大事なバスの音だから
もう少しこの音だけ目立たせましょう」
などと具体的に言ってくれるはずです。
余談です
前提として
教え方のうまい人はあまり音楽教師になる人は少ないのです。
(います。いますが少ないです)
今の学校教育でも、具体的に、今何を学んでいるかを子供たちが言葉として理解できるように
授業の始めに「ねらい」「目標」
そして終わりに「振り返り」
などをするという、なんとも
指示待ち人間育成に力を(ry
おっといけない。。
ですが、少し前の人たちまでは、
目で見て、聴いて、盗む!
という教育を受けてきています。
音楽の先生をしている人は
自分自身が
具体的に教えられた経験が少ないこともあって
指示がどうしても抽象的で、幅広い意味でとらえられる言葉になってしまうのですね。
典型が
「もっと歌って!」
ですね。
ピアノは歌えません。
私はこれで十分意味が分かりますが
初心者、また、大人から始めた人にはなんのこっちゃでしょうね(;’∀’)
余談(教師側に向けて)
芸術とは、感覚を育てる分野でもあると考え
真剣に教えているからこそ、感覚的な言葉を意識的に多く使う先生も多いかもしれません。
昔は私もそうでした。
ですが、それは間違いだと、今はわかります。
一般社会にでてみて
自分の言葉が抽象的過ぎて、全く通じていない、
もしくは、雰囲気はわかるけど、何が言いたいのか、はっきりわからない。
と言われてしまうことが多かったからです。
私は、普段仲間と話すときは、
擬音やたとえ話、抽象的な単語を使っていて
深く理解しあえています。
寧ろ、私たちは、一般的なきれいな言葉では細かいところまで理解するためには
膨大な量の説明を必要とすると思います。
だからこそ、
具体的に、理論的に教えることで
より深く理解させ、そのうえで、芸術的な感覚を
速く習得させることができると、今は考えています。
具体的に話したと思っているところで
おそらく99%が抽象的な言葉で話していると思いますしw
言いたいことは、ここまででほぼ話していますが、
一応参考までに②と③についても話してみます。
②先生は前回のレッスンの記憶がほぼない
本人には、前回のレッスンでも
先生は沢山の生徒を見ているか、または
他の仕事、自分の演奏、伴奏etc.
があるので
前回の記憶はあまりありません。
その時に、聞いた印象でレッスンをするのです。
なので、同じ注意や、逆に前回の注意と違うことも
多々出てきます。
でもそれは、曲にマルを上げるくらいの到達度に
達していないことは確かなので、勉強をし直して頑張ってください。
それか、その先生の教え方が悪すぎるので
先生を変えた方がよいでしょう。
様々な相性もあるので、総合的に判断してみてください。
あくまで楽しみで、先生も優しいしその先生がいいという場合もあるので。
③対処法
・レッスンノートをつける。
言われたことをかきとめておくと、先生はそれに沿って説明してくれるか
自分の教え方が悪くないのかを振り返り、違うアプローチで教えてくれようとするかもしれません。(前述したとおり、できない人もたくさんいます)
・レッスンを録音して、注意を受けた時の自分の演奏を分析して改善できるように練習する。そして、練習も録音して、比較してみる。
これをすると、上達が早いのは間違いないです。やりすぎていないかという事に加えて
今自分がどのような演奏をしているか、注意を受けてはいないけれど変な所を見つけることもできます。
基本的に、1レッスンでは、全ての注意はしません。
特にダメな所から、今のその生徒が自分で改善できるレベルのものを判断して
いくつかピックアップしてアドバイスをくれているのだと思います。
全部注意していたら、初めの音を弾いてレッスンは終わってしまうと思います。
それでは、趣味で習う側としてはたまらないという事はわかるので
そうなると思います。
ちなみに私は、初めの音だけで1時間のレッスンが終わったことが
幾度となくあります。
レッスン代いらないから、もう今日は帰りなさいとかもwww
まとめ
長くなりましたが、まとめます。
ピアノ(音楽)の先生は、なぜ、毎回違うことを言うのか?
②生徒が、アドバイスをやりすぎてしまった。
③先生の教え方が下手。
なにかのお役に立てていれば幸いです☆
ではまた☆
コメント
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